首都圏高速道路の新料金体系
東日本高速道路株式会社・中日本道路株式会社、及び首都高速道路株式会社の3社は、料金水準や車種区分等が異なっていた首都圏の料金体系について、三環状の整備の進展を踏まえ、4月1日午前0時から利用重視の対距離制を基本とした料金体系へ移行すると発表した。
新料金概要
(1)対距離制を基本とした料金体系に整理・統一。
①料金水準を現行の高速自動車国道の大都市近郊区間の水準に統一。
②車種区分を5車種区分に統一(首都高速は2車種から5車種。京葉道路、千葉東金道路、新湘南バイパスは2車種から5車種。)
激変緩和措置として、首都高などについては「物流への影響や非ETC利用車の負担増などを考慮して、上限料金などを設定」
第三京浜や横浜新道など、現在の料金水準が低い路線については「高速自動車国道の普通区間を目安に料金水準を設定」
ただし、外環道の新たな料金については、圏中道の概成時に合わせて導入を予定している。
(2)起終点を基本とした継ぎ目のない料金。
ETC利用車は経路によらず、都市部の渋滞等に対し、圏央道や外環道の利用が料金面において不利にならぬよう、起終点間の最短距離を基本に料金を決定する(料金体系の激変緩和措置を考慮し、当面は最安値)。ただし、首都高速道路経由の場合には、都心部経由の料金については引き下げない。
首都高速道路の車種別基本料金
ETC利用車
軽・二輪270円~1,070円 普通車300円~1,300円 中型車310円~1,380円 大型車390円~2,040円 特大車460円~2,600円
現金車
軽・二輪1,070円 普通車1,300円 中型車1,380円 大型車2,040円 特大車2,600円
他のETC利用車の割引は次の通り。
大口・多頻度割引は継続・ETC2.0利用車は拡充。
都心流入割引と都心流入・湾岸線誘導割引を導入。
環境ロードプライジング割引は継続されます。