ETC法人カードでエラーは発生するの?
ETC法人カードは車に取り付けられているETC車載器に挿入し、読み込ませて高速道路を通過できるシステムとなっています。
この時に「カードが読めません、お確かめください」というエラーが発生することがあり、何が原因なのか疑問を抱えるかもしれません。
これは個人が使用するETCカードにも該当しますが、エラーはICチップが正常に読み取れないことが原因です。
なぜICチップの読み取りに異常が出るのか幾つかの理由を挙げてみました。
- ・カードのICチップの部分が汚れている
- ・情報を読み取る部分のETC車載器が汚れている
- ・カードを挿入する向きが間違っていた
- ・ICチップ自体が故障している
- ・有効期限が切れている
このような原因が考えられ、エラーの電子案内が流れる場合は一度車載器からカードを抜いてもう一度入れるという作業をしてみましょう。
カードをタオルで拭いて何度か試しているうちに読み取ってくれることがあり、車のエンジンを切ってトライしてみるのも選択肢の一つです。
それでもダメならばETC車載器の汚れが原因だと考えられ、量販店や通販でETC車載器カード接点クリーナーを購入する必要があります。
通販では2,000円程度の価格でETC車載器カード接点クリーナーが販売されており、車載器自体が故障していないのならばICチップを読み取る部分を綺麗にすることで正常に作動するはずです。
もちろん、「カードの挿入向きが間違っていた」「有効期限が切れていた」というケアレスミスも考えられるので、今一度お手持ちのETC法人カードを確認してみてください。
料金所の機器にエラーが発生した時はどうするの?
突然ETC法人カードが読み取れなくなって高速道路で使えないというケースは意外と多く、運転する前に気付かないと大変な事態になります。
しかし、車載器やカード自体に問題がなくても、料金所の機器にエラーが発生してトラブルが引き起こされるというケースはゼロではありません。
もし、高速道路のETCレーンを通過できないという事態に陥ったら以下のように焦らずに対処しましょう。
- ①ハザードランプを点灯させて後続の車に知らせる
- ②備え付けのボタンを押して係員を呼ぶ
- ③係員の指示に従って対応する
レーンを通過できないからといって慌ててバックすると後続車両とぶつかり、大きな事故に発展する可能性があるので十分に注意してください。
ETC法人カードの解約手続きについて把握しておこう
これからETC法人カードを使おうと考えている法人や個人事業主には必要のない情報かもしれませんが、将来的に使わなくなるケースはあります。
高速道路などの有料道路を業務で利用しなくなったのにも関わらずETC法人カードを持っていてもあまり意味がなく、年会費や更新料が発生するのならば解約手続きを行うべきです。
カード会社によって解約の方法には違いがあるものの、基本的には以下の流れで解約できます。
- ①自動音声専用ダイヤルなど電話でオペレーターに問い合わせる
- ②ETC法人カードを解約したいという旨を伝える
- ③申請の日にちによって当月で解約なのか来月いっぱいまでなのか異なる
- ④ETC車載器からカードを抜き取ってご利用できないように念のためにハサミでカットして破棄する
一般的なETCカードの解約や退会もこのような手続きを行う形となり、契約している会社のカスタマーサービスへと電話するのが手っ取り早いのではないでしょうか。
インターネット上のメールでは解約できないところが多く、手続きの詳細について把握するためにもETC法人カードを今後使う予定がないのならば一度問い合わせてみてください。
クレジットカードを解約してETCカードだけ使える?
ETCカードの中には、クレジットカード会社が発行しているものがあります。
クレジットの機能に加えてETCが利用でき、ネーミングや年会費の有無で比較してカード会社を選択するのが基本です。
その際に、「クレジットカードだけを解約してETCカードは引き続き使いたい」と考える方は多いかもしれません。
しかし、親カードとなるクレジットカードを解約すると、自動的にETCカードも解約されて使えなくなるので注意が必要です。
- ①ETCカードを使って高速道路の料金を支払う
- ②親となるクレジットカードを通して支払いが行われる
- ③クレジットカードが停止となるとETCカードも使えなくなる
このような流れで料金の決済が行われているので、ETCカードを利用する限りはクレジットカードの契約は必須だと頭に入れておかなければなりません。
逆のパターンで、「ETCカードは使わなくなったけれどクレジットカードはそのまま使いたい」という手続きは可能です。
上記でご説明した解約と同じように、契約しているカード会社のカスタマーサービスへと連絡する形となるので詳しい話を伺ってみてください。