チャージ式のETC法人カードはあるの?
チャージ式のETC法人カードはあるのかどうか疑問を抱えている方は多いかもしれません。
確かに、あらかじめカードへとお金をチャージしておけば後々の支払いが圧倒的に楽になると考えるはずです。
これは個人で使用するETCカードにも該当しますが、残念ながら現在では後払い式のカードしか用意されておらず、電子マネーのようにチャージするタイプはありません。
以前は前払いで高速道路の料金を支払うタイプのハイウェイカードがありました。
- ・1987年から2005年まで日本の道路関係四公団が発行していたプリペイド形式のカード
- ・日本の高速道路および有料道路で通行料を支払う際に利用できた
- ・平成18年の3月31日をもって全ての利用が終了となった(払い戻しは2016年の4月まで可能だった)
- ・ハイウェイカード払戻申込書を入手して必要事項を記入して郵便局から指定の宛先まで送る
ハイウェイカードにはこのような特徴があり、以前に使っていた方は多いのではないでしょうか。
チャージ式のカードとは少々異なるものの、前払いとして高速道路の料金を支払うことができました。
前払いタイプのカードは今現在では用意されておらず、ETC法人カードも1ヵ月分の高速道路の利用料金をまとめて支払う形となります。
それでも、「ETC割引が適用されてコストの削減に繋がる」「経理の作業が簡略化されて余計な人件費と作業時間がかからない」という大きな利点があるので、お好きなカード会社を見つけて申し込んでみてください。
ETC法人カードの支払い方法の流れは?
ETC法人カードはチャージ式タイプではなく後払い方式となっています。
カード会社によって異なるので一概に説明できませんが、アイビーネット事業協同組合のETC法人カードは月末締めの翌月20日頃に請求書が発行され、翌々月の8日に口座振替で支払うのです。
「後で支払うだけだからETC法人カードによる利便性はそこまで高くないのではないか?」という疑問を抱えている方は多いかもしれません。
しかし、車にETC車載器を搭載してETC法人カードを挿入していれば、そのまま高速道路のレーンを通過できます。
渋滞でもスムーズに料金所を通過できますし、何よりも早朝や深夜といった時間帯の割引特典が得られるので頻繁に高速道路を利用する法人や個人事業主におすすめです。
クレジット機能のないETC法人カードならば厳しい審査は行われないので、利用するカード会社を探して申し込んでみましょう。